情報科學研究センター

 
  學校法人城西大學
情報科學研究センター広報
- Information Science Research Center News -
2019.3.31 Vol.25 No.1  
情報科學研究センター  

センター広報2018



巻頭言

情報科學研究センター 
 所長 中村俊子
 

最近、頑張ったご褒美にと板チョコレートのプレゼントを頂きました。人から褒められたのはいつ以來だったのか思い出せないくらい久しぶりのことで、何かしら嬉しくなり、そのまま冷蔵庫のドアポケットにしまってあります。鮮やかな赤色の箱は冷蔵庫を開けるたびに目に入り、明るく前向きな気持ちにさせてくれます。

2018年度の情報科學研究センターは、新教育研究システムSCNL2018の導入とそれに伴うサーバやネットワーク環境の刷新から始まりました。坂戸キャンパスPC演習室ではパソコンやプリンタ、プロジェクタが新しくなり、Office製品をはじめ各ソフトがバージョンアップされました。E-learningシステムのWebClassはバージョンアップにより畫面もリニューアルされメニュー等のレイアウトが大きく変更されました。慣れるまで使い勝手の悪さを感じられた方もいらっしゃったことと思いますが、教育効果が向上し利便性も高くなりました。

運用面では、授業アンケートの全學的な利用や、全教職員対象の情報セキュリティテストの実施、女性人材育成センターの男女共同參畫社會に関する意識調査をはじめ、WebClass利用の幅が拡大しました。初めてWebClassにログインされた教職員の方々も少なくなかったことと思います。この他にも、學生の履修申請がWeb上で行われるようになり、8月にはクラウドキャンパスが導入されるなど、2018年度は大きな変化のあった1年となりました。クラウドキャンパスは反転授業やアクティブラーニングにたいへん便利なシステムですので、是非ご活用ください。Web履修申請期間および授業アンケート期間中は、インターネット通信量の増加による通信速度低下を未然に防ぐため、學內ネットワーク利用サービスを一部制限させて頂き、ご不便をおかけいたしましたが、ご理解、ご協力頂き誠にありがとうございました。

情報環境が充実し便利になる一方で、2018年度はメールアカウント乗っ取りの被害も複數発生しました。2019年度は情報セキュリティテストの対象を學生にも広げ、全教職員および全學生向けに実施してまいります。必ず受験くださいますよう、お願い申し上げます。併せまして、他人に類推されにくいパスワードのご使用をお願いいたします。強固なパスワードの作成につきましては、よろしければ情報科學研究センターHPの情報を參考になさってください。

情報科學研究センターでは、今後も情報化の推進と、より便利で快適な情報環境の提供に努めてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 

情報教育システム(SCNL2018)の教育効果

経済學部
経済學部では、コンピュータ?情報技術関連の授業を入門?初級レベルから中級レベル、そして資格?検定試験対策レベルまで段階的に設置し、講義およびパソコン実習を通じた情報教育を実踐している。

入門?初級レベルの授業には、「コンピュータ?リテラシーⅠ?Ⅱ」、「情報技術Ⅰ?Ⅱ」、「実踐プレゼンテーション」があり、これらはパソコンやインターネットに関する予備知識を持たない學生を対象としている。中級レベルの授業には、「情報技術Ⅲ?Ⅳ?Ⅴ?Ⅵ」、「表計算ソフトによる數量分析」があり、基本的な知識やスキルをすでに身につけた學生がさらなるステップアップを目指す內容となっている。

資格?検定試験対策を行う授業としては、ITパスポート試験のための「IT論Ⅰ?Ⅱ」のほか、基本情報技術者試験を目標とする「情報學特講Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ?Ⅳ」、「情報技術Ⅶ?Ⅷ」、「IT論Ⅲ?Ⅳ」が設置され、毎年合格者を出している。

2009年度以降、経済學部ではビジネスデータの分析に関する実務レベルのExcel課題の拡充を図り、またHome Page Builder課題も取り入れている。さらに、情報システムの開発に関するスキル向上のために、Excel VBA課題およびAccess SQL課題の拡充も行っている。基本情報技術者試験の午後問題への対策としては、C言語、Java言語、Excel関數による実習體制を整えて、アプリケーションSEを志す學生のレベルアップを目指している。學生が體系的?自主的に學習できる環境の整備に力を入れている。

経済學の研究において重要な位置を占める実証分析を扱う授業では、パソコン上で操作可能な各種ソフトフェアの利用が今や欠かせなくなっている。統計學や計量経済學、その他応用科目において學生たちは、データの整理や統計処理、計量分析の実習のために表計算ソフトのMS Excelや統計パッケージのStataを日常的に活用するようになっている。學生が自らデータを使ってパソコンで分析してみることは、學習効果を高めるだけでなく、授業への積極的な參加も促している。

必修のゼミナールにおいても、研究発表や學外討論會のプレゼン資料の作成のためにMS PowerPointが使われ、また卒論やレポートの執筆のためには「日経テレコン」、「聞蔵Ⅱビジュアル」、「日経BP記事検索」、「東洋経済デジタルコンテンツ」といった記事検索データベースが活用されている。

近年では、學生の入學段階での情報リテラシーの向上に合わせて、1年次配當の「コンピュータ?リテラシーⅠ?Ⅱ」の指導內容の高度化を進め、パソコン操作に関する一般的な資格であるMicrosoft Office Specialist(MOS)検定対策のための知識?スキルを教えるようになっている。その他の科目についても、情報技術関連の資格?検定合格を目指す學生のニーズに対応して、授業內容?レベルの改善や配當年次の変更などを柔軟に行っている。
経営學部
経営學部ではWebClassを學部創設當初の2004年から導入し、積極的にe-learning教育を進めてきた。現在まで継続しているWebClassの特徴的な活用方法は次の通りである。

教務関連では、ゼミナール、基礎ゼミのエントリーに利用している。上記の事務処理を行うことで、學部事務室の紙での処理がなくなったことから、業務の軽減へとつながっている。更に、電子データを多方面に活用でき、事務処理の効率化も達成された。

入學前の新入生に対しては、入學前課題や入學前體験講座を実施しているが、その詳細な説明やレポート課題の提出に利用している。2004年度導入當時と比較して改善が進んだ點は、スマートフォンからもレポートの課題が提出できるようにしたことである。入學前體験講座については、講座の申し込みにWebClassにコースを作り活用している。入學前から大學の學習環境になれることで入學後の利用がスムーズにできるように意識付けを行っている。

また、ゼミや授業のグループワークなどの成果をまとめるのに、社會で多く利用されている、ビジネスソフトを利用している。その一貫として、入學前體験講座の情報関連の講座、「ジャンプ技法を科學しよう?スポーツマネージメント」、「プレゼン技法とコミュニケーション」の2講座は、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンソフトを活用し、參加者にレポートを提出してもらっている。

このように、経営學部の學生は、コンピュータに觸れる機會が増え、授業でのコンピュータ活用を抵抗なく受け入れることができている。以下では、そのような経営學部學生の情報教育システムの教育効果を「資格取得」、「教職科目」から述べる。



資格取得

2004年の學部開設當初からミニマムスタンダード(基礎的資格取得)教育を実踐してきた。これは、簿記、情報、語學(英語)の1年次の必修科目で検定試験の合格を含めた教育指導である。情報については、平成27年度まで、「マルチメディア検定ベーシック」を目標にしていたが、平成28年度からは、ミニマムスタンダードを「日商PC検定(データ活用)ベーシック」に変更した。前期科目である情報技術Ⅰの時間に、情報処理全般の基礎知識やエクセルの操作法を學習するだけでなく、検定試験の対策も行っている。1年生全員が「日商PC検定(データ活用)ベーシック」の合格を目指すが、情報技術の上位2クラスは「日商PC検定(データ活用)3級」の検定も受検した。平成30年度の合格者數は、ベーシックが349名、3級が67名であった。ベーシックについては、概ね7割の合格率であった。後期の情報技術Ⅱでは、経営學を學ぶ上で必要となる分析手法に主眼を置き、基本操作スキルを指導している。

情報ミニマムスタンダードを達成した學生に対して、平成24年度から「情報エキスパートⅠ?Ⅱ」を開講している。この科目は「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント」を意識した學習內容で、さらなる知識向上を目指している。また、「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント」へのモチベーションを高めるために、情報ミニマムスタンダードより上級の検定にチャレンジする試みも今年度から実施している。メディアリテラシーという授業では「日商プレゼン3級」を、シミュレーション演習入門では「日商PC検定(データ活用)2級」を受検するように促し、合格者を出している。




教職科目 高等學校教科「情報」

経営學部では商業科、社會科公民に加えて保健體育科、情報科の教員免許を取得できるため、PCを使った演習科目を多數開講している。中でもネットワークを學ぶ講座として、「情報デザイン演習Ⅰ?Ⅱ」と「プログラミングⅠ?Ⅱ」がある。「情報デザイン演習Ⅰ?Ⅱ」では、HTML5とJavascriptを使い、英語と日本語のWebサイトを完成させている。Webサイトに組み込むコンテンツ制作に関しては、畫像編集ソフトを活用し、アニメーション等を制作している。サイトは完成したサイトは分析のため、學內サーバにアップし、學生間で相互に評価を行っている。「プログラミングⅠ?Ⅱ」はJavaやphp言語を使用し、ソフトウェア開発に必要な要求定義工學を學び、「簿記システム」を制作し、システム開発の興味を深め、経営學への學習意欲を高めている。
現代政策學部
現代政策學部では,コンピュータ関連科目として,平成30年度は「コンピュータ?リテラシーI?II,A?B」,「プログラミングⅠ?Ⅱ,A?B」,「情報技術Ⅰ?Ⅱ,A?B」,「Computer Literacy A?B」,「情報セキュリティ特殊演習A(個人情報保護)」,「情報セキュリティ特殊演習B(企業情報)」を開講した。

「コンピュータ?リテラシーⅠ?Ⅱ,A?B」については,より効果的なコンピュータ?リテラシー教育を実現するため,平成19年度からレベル別クラス編成を導入しており,平成30年度も引き続き実施した。入學後に「コンピュータの基礎知識に関する確認テスト」(マーク式50問)を実施し,その成績に応じてクラスを分けた。「コンピュータ?リテラシーI?II,A?B」は,學部の必修科目ではないが,すべての學生に一定レベルの基本的なスキル?知識?モラルを身につけてもらうため,履修オリエンテーションにおいて1年生のうちに履修することを勧めた。確認テストの結果により1年生全員に対して履修すべきクラスを指定していることによる効果もあり,ほぼすべての1年生が受講登録を行った。

平成30年度は,前期の「コンピュータ?リテラシーⅠ,A」においては,主にSCNL2013の利用,Power Point(プレゼンテーションソフト)?Word(ワープロソフト)の基本的な操作方法と機能の修得を目指した。後期の「コンピュータ?リテラシーⅡ,B」においては主にExcel(表計算ソフト)の基本的な操作方法と機能?利用方法の習得を目指した。前年度と同様に,中學?高校でOffice系ソフトに觸れる機會が多かった學生が以前と比べると増えてきており,上位クラス及び中位クラスの一部の學生にとっては,共通の教科書に沿った授業內容では進度が遅すぎる傾向が出てきた。そこで, 一昨年度より,上位クラスについては,基本操作については共通の教科書を利用したが,より応用的な課題を毎週の授業內で提示して,學生が考えながらそれに取り組むなど工夫を施した。今年度は,より応用的な課題への取り組みを強化し,學部共通の教科書を用いながらも,レベル差に対応できるように改善した。

一方で,コンピュータにほとんど觸れたことのない學生もまだ存在しているため,下位クラスについてはできるだけ共通の教科書に沿って,重要な操作を繰り返しレクチャーすることで,ソフトウェアの一定レベルの使いこなしを習得することを目指した。このようにレベル別クラス編成によって,それぞれの學生たちに合わせたコンピュータ?リテラシー教育を実施することができた。

平成21年度から導入されたe-learningシステムであるWebClassについては各教員が工夫をしながら活用をすすめてきたが,平成30年度は授業の目的や內容に合わせた幅広い活用が見られた。 具體的には,すべての授業(講義系?実習系?セミナー系含む)において,資料掲載,出席確認,試験?課題を実施した教員や,試験の正答を試験日翌日にWebClassで公開したり,學生の提出課題を配布資料として他の學生に參照できるようにしたりするなど,學生へのフィードバックを目的とした活用法が挙げられる。また,資格試験取得を目指したセミナーでは,WebClassのテスト機能を用いて,學生たち自身が自習問題を作成する學習法など,e-learningの新しい活用法も考えられるようになった。また,平成23年度からの新規機能であるe-ポートフォリオについては,コンピュータ科目だけではなく専門科目でも活用がはじまった。さらに,1年生の「キャリアデザイン基礎A?B」では,2年次以降のコース選択の申請をWebClassを使用し実施している。授業內で履修者がスマートフォンを使用し仮登録を行うことで,200名を超えるコース選択の申請が円滑に実施でき,未申請者を減らすことができた。また,リアクションペーパーについて,WebClassクイズ機能を用いて知識の定著を図った。加えて,平成30年度より,一部授業で授業評価アンケートをWebClassを使用し実施した。

その他では,スマートフォンの急速な普及により,日常の學生生活の中でパソコンをあまり利用しない學生が増えてきている印象がある。「コンピュータ?リテラシー」などでは,一時期に比べてまったくパソコンに觸れたことのない學生はほとんど見受けられなくなったが,一方でパソコンでの利用方法(例えば,メールの件名,ファイルの添付,ファイル名をつけての保存など)が身に付いていない學生が目立つようになってきた。この辺りの狀況に対応できるように授業を組み立てていく必要があると考えている。
 
理學部
理學部全體

理學部では、マルチメディア設備を利用してPower Pointによるプレゼンテーションやビデオ等による動畫再生等マルチメディア教材を用いた講義、演習、セミナーを行っている。これにより、學生の授業への取り組みに積極性が現れ、理解度?興味?講義への意欲等が増している。情報教育については、理學部1年次生は関連科目の「コンピュータ?リテラシーⅠ」をほぼ全員が受講しており、文書作成と表計算の他、インターネットの利用方法等の基本操作技能を習得している。また、學習支援システムWebClassが、教材の配布や授業の出欠調査?管理等に利用されている。さらに、これまで紙媒體で実施されてきた授業アンケートについても、WebClassの利用が2017年度の一部科目における試験的な導入に引き続き、2018年度は學部全體に拡大された。


數學科

數學科では情報系科目を多く開設しており、そこではコンピュータを用いた演習が教育の中に取り入れられている。例えば1年次の専門科目「計算機入門Ⅰ?Ⅱ」においてUNIXやプログラミングの入門的教育を行っている。2年次の「計算機數學」および「プログラミングⅠ」で専門的教育が始まり、3?4年次の「プログラミングⅡ」、「実用アルゴリズム論」、「情報數學」、「暗號理論」、「符號理論」、「応用數値解析Ⅰ?Ⅱ」、「情報研究Ⅰ?Ⅱ」、「情報システム論I?Ⅱ」、「數理モデル論I?Ⅱ」に続く一貫した情報教育カリキュラムを組んでいる。また、専門科目の「コンピュータによる統計」、「數式処理による解析?代數」では、Excelを用いた統計処理や數式処理ソフトMapleを用いた解析學?代數學のパソコン演習を行っている。具體的な使用例や教育効果をあげてみると、「數理モデル論I、II」においては通常の講義室での數値解析の理論的講義を基にして、その內容を実際にC言語を用いてプログラミングを行い,理論的な問題を具體的にプログラムを作成し実行させることにより、受講生により深い理解と技術を習得させることができたと思われる。またWebClassは情報系科目に限らず數學科の多くの科目で出席確認やレポート課題の掲示、提出など活用されている。例として「微分積分學I」「微分方程式論」では演習プリントや試験過去問、「數學科教育法Ⅰ?Ⅱ」では學習指導案テンプレートやパワーポイント活用教材例の配布を行った。

數學科では新入生対象の「入學前指導」に昨年度まではWebClassを利用してきたが、今年度は8月に導入されたクラウドキャンパスを利用した。推薦入試およびAO入試合格者に対しては毎年、レポートを課しているが、學科から送付したレポート課題や解答用紙をクラウドキャンパスからも閲覧?ダウンロードできるようにするとともに、解答のヒントを音聲付きスライドで提示した。また、全新入生に対して、テスト?アンケート機能で微積分の確認ドリルを実施した。レポート提出率は今年度もほぼ100%でLMSを利用するようになってから正解率も向上しており、その効果が伺える。




化學科

化學科では1年次の「コンピュータ?リテラシーⅠ」を基礎に、2年次には専門科目「情報科學序論」および「コンピュータ入門」でExcelを用いた実験データの処理、3年次には「情報科學Ⅰ」でC++言語入門、「情報科學Ⅱ」でVisual Basicによるグラフィックスプログラミングを學ぶ科目が設置されている。また「物理化學実験」では計算機実験としてExcelマクロを用いたヒュッケル分子軌道法による分子軌道計算ならびに軌道の等高線表示を行っている。このような基礎的情報教育を通して、以下に掲げる4項目の能力を養っている。

1.化學の信頼できる情報の所在等を理解し、必要な情報を収集できる。
2.収集した情報を整理し、資料作成に適切に活用できる。
3.分子構造を描畫できる。
4.実験データの整理、統計処理、図示ができる。

また、習得した知識および技能を、実際に學生実験のデータ整理やパソコン上で有機化學実験の反応を構造式作図による學習等に活用している。このことにより、情報活用能力の育成とともに、マクロ実験では理解が困難な現象についても理解度が向上する等効果が見受けられる。この他、一般の授業においても、WebClassを用いた電子教材の提示が行われ、授業の理解度を深める工夫がされた教材により、高度な內容の理解を容易にしている。4年次の「卒業研究」においては、化學計算ソフトChemDraw、Gaussian等を用いた複雑な分子構造の決定や分子間の相互作用の研究、電子?原子?分子の運動のシミュレーションプログラム作成と表示、NMRスペクトル?赤外スペクトル等のスペクトルデータの表示とその解析方法?帰屬方法のプログラム作成と活用等に情報機器が利用されている。また、「卒業研究」では、卒業研究報告書の作成にExcelやR等のグラフ表示やその他ソフトによる化學構造式表示等で情報機器が活用されている。卒業研究発表會では全員がPower Pointを用いており、プレゼンテーション能力の開発に充分効果が伺える。
薬學部
薬學科
 
情報科學リテラシーは、主に1年次の前期「フレッシュマンセミナーA」で行われている。最初に、(1)情報倫理についての注意、(2) 大學內のコンピュータの使い方、(3) メールやインターネットの使い方、(4)Webclassなどの教育支援システムの活用の仕方、(5) ポートフォリオを用いた學習記録法などを學ぶ。次に簡単なWord、Excelの操作も學ぶ。ここまでは必修であり、全員が基本的な操作ができるものとして、授業で出された課題に対するインターネットでの調査、Webclassを用いた各教科からの演習問題への解答、実習でのグラフ作りやレポートの作成等にコンピュータは日常的に使われている。
選択科目としては、2年次の「情報科學」という集中講義(演習も含む)の中で、Word、Excelに加えて、Power Pointの活用を本格的に習う。更に、4?5?6年次の學生には、IT?グローバリゼーション論、データ解析とコンピュータ利用という2つの科目が用意されており、特に、薬學的な観點からコンピュータの利用を學んでいる。

実習関係では、薬學実習AおよびB(1年次)、薬學実習C(2年次)、薬學実習E(3年次)、実務実習事前実習(4年次)など、それぞれで、実験結果の解析、薬歴管理システムや薬理作用に関するコンピュータシミュレーションなどを學んでいる。

また、5年次生の學外実務実習を行う前に、薬學共用試験として「知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT:Computer-based Testing)」の合格が4年次で要求されている。そのため、薬學総合演習C(4年次)の中外で、CBTに対する対策を學生が主體となって、コンピュータを使用し、知識の確認を行っている。そして、今年度で10回目のCBTが21號館と18號館のコンピュータを総動員して行われた。さらに、これらの試験結果の発表方法に関しても、Webclassを用いた個別発表法を今年度から導入している。
5年次の學外実務実習では、日誌や実習中に発生した課題に対する文獻検索、報告書作成、発表媒體の作成?プレゼンテーションなどに、コンピュータを活用している。

さらに、6年次の卒業研究でも、論文作成のための、コンピュータを使って情報を収集し、SAS (Statistics Analysis System)やExcelで実験結果を集計し、Wordを使ってレポートにまとめ上げている。集大成としての卒業研究の発表會では、全學生がPowerPointを使って、口頭もしくはポスター発表をしている。また、2年次~4年次後期には、國家試験を見據えた各前學年次までの総復習である「薬學総合演習A」、「薬學総合演習B」、「薬學総合演習Ⅲ」の內外、および6年次には、國家試験に向けた6年間の総復習である「薬學総合演習Ⅳ」の中外で、Webclassを活用し、知識の定著?確認をしている。
加えて、薬學専攻の大學院生の教育研究においても、「薬探索特論」、「薬物治療學特論」などの講義や、研究テーマに関して、文獻調査(PubMedやSciFinderなど)、実験結果の集計、統計処理や解析(Excel統計、R、SASやSPSS)、表やグラフの作成(Excel)は基より、報告書作成、発表媒體の作成?プレゼンテーションなどに、パソコンを駆使している。




薬科學科

1年次の「フレッシュマンセミナー」で一通りのコンピュータリテラシーを修得した後、インターネット検索により醫薬品、化粧品、健康食品の安全性についてまとめ、PCによりプロダクツを作成してプレゼンテーションを行っている。また、同じくインターネット検索により、企業研究を行い、將來の進路ならびに就職活動へのイメージづくりを行っている。2年次には、薬理學の授業の中で、コンピュータシュミレーションを使用して、薬理作用の理解に利用されている。

更に、3年次の薬科學実習Ⅱでは、自然科學分野のデータ解析に必須である統計解析手法を修得するため、統計解析ソフトウェアのSAS (Statistics Analysis System) の使用法を學び、実際に実習での実験結果を解析している。4年次には、研究室に配屬され、卒業実験の一環として、文獻検索、卒業実験論文作成、卒業実験発表媒體の作成?プレゼンテーションなどに、1~3年次に修得した知識技能を駆使して、コンピュータを活用している。

大學院の講義でも化合物の安定性や反応性の計算結果を3次元的にコンピュータ表現するなど、多いにコンピュータを利用している。また、最新の病気や薬の情報は活字となる前にインターネットで公開されている場合が多く、コンピュータを使って情報を収集し、Wordを使ってレポートにまとめ上げている。さらに、集大成としての修論の発表會では、全院生がPowerPointを使って発表している。




醫療栄養學科

1年次配當の「栄養情報科學演習」の教育目標は「情報の収集、整理、提供を効果的に行えるようになるために、基本となるソフトウェアの取扱いや使用、インターネットを利用した情報の収集、開示、各種データベースの使用法に関する基本的知識と技能を身につけること」である。その目標を達成するたにワープロソフト(Word)、表計算ソフト(Excel)、プレゼンテーションソフト(Power Point)、ウエブ閲覧ソフト(インターネットエクスプローラー)、Webmail、Webclassなどの教育支援システムを中心に基本的使用法とその応用を演習により修得している。また、上級學年における栄養計算の基礎を學ぶ目的でエクセル栄養君による獻立作成と栄養計算の演習も取り入れている。また昨年度からは専門職として情報発信の重要性について理解し実踐できるための新しい內容を取り入れている。具體的にはhtmlの基礎を學びホームページ作成や、効果的なプレゼンテーションの手法を學ぶと共にパワーポイントの動畫機能などを使った內容を取り入れた。

2年次以降、栄養情報科學演習で身につけた基本技能の応用として上位學年配當の栄養教育論A?B及び栄養教育論実習や給食経営管理実習での栄養評価または獻立の評価のための栄養計算に活用したり、患者への栄養教育のための情報収集や資料作成の演習に応用したりすることで、実踐での応用力も身につけられるよう配慮されている。また、解剖生理學実験Bでは、自ら行なった薬理実験から得られたデータを使って、統計処理(Excel統計)やグラフ作成(Excel)を行ないデータの科學的分析と評価の基礎を學んでいる。

各研究室に配屬した4年生の卒業実験や醫療栄養學専攻の大學院生の教育研究においても、研究テーマに関する文獻調査や実験結果の集計、統計処理や解析(Excel統計やSPSS)、表やグラフの作成(Excel)にパソコンを駆使している。最終的には卒業研究あるいは修士論文発表では全ての學生がパワーポイントを使用して、わかりやすい効果的な発表が出來るようになっている。また、薬學部教員によって作成され、インターネット上で公開されている「食品‐醫薬品相互作用データベース」や「抗がん剤と食事の相互作用?禁忌食品データベース」を利用した教育も行われている。データベースの內容を利用した學習もさることながら、教育活動の一環としてMEDLINEなどの醫學系論文検索サイトで新たな相互作用の報告を自分で検索して、原書を入手してその內容からデータベースレコードを作成することにも挑戦している。これらの作業を通して、情報の利用にとどまらず自ら情報を発信するための知識と技能をも身に付けられている。

 
短期大學
1.13號館のPC演習室とその利用狀況について

13號館における平成30年度のPC演習室を表1に示した。各演習室のPC設置臺數とインストールされているソフトウェアには、ここ數年変化がない。401、403教室は情報リテラシー教育とデザイン演習などのメディア教育に利用されている。短期大學の授業以外に現代政策學部等の授業にも活用されている。409教室はAdobe Premiereがインストールされているように、映像処理などに特化した教室である。412教室は主にオープンルームとして、短期大學生、別科留學生、學部學生に利用されているが、授業でも活用されている。さらに、401教室および403教室はMOS検定などのエクステンション講座にも活用されている。
 
表1 13號館のPC演習室の概要(平成30年5月現在)
演習室PCの臺數主なソフトウェア備考
40140臺MS Office, Visual StudioPC演習室
40340臺MS Office, Visual StudioPC演習室
41220臺MS Office, Visual StudioPC演習室
4096臺Adobe Premiere, Photoshopマルチメディア室




2.PC演習室を利用した平成30年度開講科目とその教育効果について

(1)情報リテラシー教育における活用と効果
PC演習室を利用した平成30年度開講科目を表2に示した。短期大學生全員に対する情報リテラシー教育を擔っている科目がコンピュータ演習I、IIである。コンピュータ演習Ⅰでは、はじめに電子メール、WebClass等の利用方法について學び、さらに表計算(MS Excel)について詳しく學ぶ。コンピュータ演習IIでは、ビジネス文書作成(MS Word)などを行っている。

(2)情報専門教育における活用と効果
短期大學における情報専門教育の1つの目的は、「會社の実務で使えるビジネスコンピューティング教育」である。主にExcelを用いた高度な表計算能力とビジネス文書の作成能力の向上が主眼である。

次に、短期大學ではプログラミング言語教育にも力を入れている。コンピュータの操作技能の向上だけにとどまらず、自らがアプリケーションソフトウェアを開発する能力がこれからの時代は求められてきている。短期大學では、初級プログラミング演習および中級プログラミング演習を開講している。同演習では、Visual Basicを開発言語として利用し、プログラム開発能力の向上に努めている。卒業後にSE(System Engineer)として就職する學生もあり、その教育効果があると考えられる。今後、ますますこのような専門性をもった短期大學生が社會で必要とされていくことが予想される。また、2年次開講のビジネスコンピューティング演習では、MS Excelの財務関數など、実務でよく使われる関數について學んでいる。さらに、経営プログラミング演習では、Excel VBA(Visual Basic for Applications)を學び、種々のマクロ機能やExcelプログラミングについての演習を行っている。

情報専門教育の3つめの柱はマルチメディア教育である。その中の1つは畫像処理に関する教育で、デザインの基礎、デザイン演習で畫像処理の基本的な技能を習得し、具體的な作品の作成を行っている。2つめは映像処理技能の習得である。平成30年度は映像制作の基礎、映像制作演習を開講している。同講義?演習では、學生自らが映像の撮影?編集?書き出しなどの一連の作業を行い、作品を制作しており、映像処理に必要な全ての技能を習得している。
 
表2 PC演習室を利用した開講科目(平成30年度開講)
科目名年次 使用する主なソフトウェア
コンピュータ演習I1必修MS Word,, Internet Explorer
コンピュータ演習II1必修MS Excel
コンピュータ応用演習1選択MS Excel, PowerPoint
初級プログラミング演習1選択Visual Studio
中級プログラミング演習1選択Visual Studio
ビジネスコンピューティング演習2選択MS Excel
経営プログラミング演習2選択MS Excel(VBA)
コンピュータ會計2選択MS Excel
デザインの基礎選択Adobe Photoshop
デザイン演習1選択Adobe Photoshop
映像制作の基礎選択Adobe Premiere
映像制作演習選択Adobe Premiere

ICT講習會等報告

ICT(WebClass)講習會報告
薬學部 
須永
克佳
第1回

日時:2018年5月10日(木)9:30 ~ 11:00
場所:17號館プレゼンテーションルーム
內容:
1.WebClass初心者、中級者向け説明會 ~新畫面の紹介と活用のヒント~
講師:日本データパシフィック株式會社 代表取締役社長 平 治彥 氏
2.質疑応答

WebClassはインターネットを利用して授業の教材やテストの作成、レポート提出や成績データの集計を行うことができる教育支援システムである。情報科學研究センターでは、2009年にWebClassを導入し、e-Learning環境の充実に努めている。今回は、新教育研究システム(SCNL2018)導入に伴いバージョンアップされたWebClassの各機能と前バージョンからの変更點について説明があった。また、WebClasssでできることとして「タイムライン」、「資料公開」、「課題作成?採點」、「會議室」、「成績管理」、「出席管理」、「お知らせ、メッセージ機能」の紹介など、WebClasssを活用するためのヒントとなる內容であった。


第2回

日 時:2019年3月19日(火)13:00 - 14:30
場 所:16號館103教室
內 容:
1.「WebClassのeポートフォリオ機能のご紹介(初級者?中級者向け)」
講師:日本データパシフィック株式會社 代表取締役社長 平 治彥 氏
2. 本學における活用事例の紹介
?薬學部の取組みと薬學科「コミュニケーション體験演習」での活用例
薬學部 教授 上田 秀雄
?経営學部マネジメント総合學科における活用の試み
経営學部 教授 柳下 正和
?理學研究科數學専攻の修士論文提出システムについて
理學部 事務室 星野雅文、教授 中村俊子
3. 質疑応答

WebClass はPCやタブレット、スマートホンを通して、講義資料の配布、レポートの回収、出席調査、テストやアンケートを行うことができるeラーニングシステムで、本學でも活用事例が増えている。第1部ではWebClassのeポートフォリオ機能を活用するためのWebClassの機能の紹介を日本データパシフィック株式會社 代表取締役社長 平 治彥 氏にお願いた。內容はeポートフォリオ、eポートフォリオコンテナ、ショーケースポートフォリオの概要と個別評価およびグループ學習での活用法、さらにその內容はルーブリックによる評価法にまで及んだ。第2部では既に學內で授業?演習などに活用している事例3件を各學部の擔當者から紹介していただいた。今後の活用拡大に參考となる內容であった。

 
WebClass の利用狀況

情報科學研究センター
小櫻 美保
はじめに

WebClassは、教育研究システムSCNL2009に導入されたLMSのE-Learningシステムです。2009年の導入當初と2014年度から2018年度に至るまでの利用狀況を示すとともに、利用動向を示したいと思います。

1、WebClassへのログインの回數と利用時間

 WebClassは、ユーザー毎に権限を指定しており、教員はauthor、職員はobserver、學生をuserとしている。
ただし、業務上一部の職員がauther権限を持っている場合もあります。

図1-1は、WebClassへのログイン回數を年度毎に総計した図である。
図1-2は、WebClassへログインしてからログアウトするまでの時間をWebClassの利用時間と想定し、年度毎に総計した図である。

図1-1 WebClassへのログイン回數
 author(教員)observer(職員)user(學生)
2009年度5,922106110,646
2014年度10,471787287,632
2015年度12,081916356,597
2016年度13,291945427,395
2017年度14,958722495,537
2018年度20,7841,443688,539

図1-2 WebClassの利用時間
 author(教員)observer(職員)user(學生)
2009年度2326:33:177:59:2521177:04:52
2014年度5457:12:48336:41:1474090:42:27
2015年度6681:36:26681:21:2990938:42:14
2016年度7112:34:44399:54:0299286:36:52
2017年度7590:14:19196:32:16109371:15:00
2018年度9964:16:49382:32:02136226:28:33

上図から分かるように、年々全ユーザーのログインの回數と利用時間は増加傾向にあります。特に2018年度は、後期に授業アンケートを実施したことも主因である。

2.WebClassのコース數とコンテンツ數

本學では、WebClassの利用を希望する教職員の申請を受けてコース(科目)を作成する。そのため、WebClass上に設置されたコース數の増減は、利用ニーズの増減と比例すると捉えることもできる。
図2-2、図2-3は、資料コンテンツとテスト?アンケートコンテンツ數それぞれの集計である。各コンテンツの機能は、以下の通りである。

■資料機能:資料をアップロードし、學生にダウンロードや閲覧をさせる機能
■テスト?アンケート?レポート機能:選択式や記述式で構築した設問を回答させる機能

図2-1 WebClassのコース數


図2-1が示すように、薬學部は以前から積極的にWebClassを活用し授業に取り組んできております。また、2018年の後期より全學部事務室および短期大學は授業アンケートをWebClassで実施し、その影響もありまして2018年度のコース數が増加いたしました、

 今までWebClassを利用していなかった教員や職員及び學生もWebClassを利用することにより、WebClassの認知も広がり今後の利用向上にも繋がると考えられます。

図2-2 資料コンテンツ數


図2-3 テスト?アンケート?レポートコンテンツ數


図2-2、図2-3、が示すように、2018年度のテスト?アンケート?レポートコンテンツ數が増加し、授業アンケートを実施いたしたことがわかります。
 今回WebClassで授業アンケートを実施する際、サーバー負荷がかかる事が懸念されたため、各學部へ授業アンケートの実施調査を行い集中アクセスが予想される2019年1月7日~1月18日の期間Webの利用制限を行いアンケート実施いたしました。
その結果サーバーダウン等のトラブルもなく実施することがきます。

3.授業アンケート実施利用狀況

 図3-1 授業アンケート登録コース數


図3-1が示すように、薬學部は以前より教員が中心となって授業アンケートを実施しておりましたが、他學部では今回初めて授業アンケートをWebClassで実施していることがわかります。

 別科事務室は、対象が留學生ということで、WebClassを利用してのアンケートは難しいとの見解があり今回の実施は見送りましたが、今後すこしずつ様子をみながら実施を検討するという意見がありました。

おわりに

年々WebClassの利用が増えていることは、管理者として喜ばしく思います。今回データからわかるように授業アンケート実施をきっかけに、さまざまなユーザーにWebClassの存在を認知してもらい今後の授業や學生調査等でのツールに利用できるようユーザーのニーズにあった情報発信をして利用が増えるよう対応する必要があるのではないでしょうか。
CloudCampus の利用狀況

情報科學研究センター
小櫻 美保
はじめに

CloudCampusとは、サイバーユニバーシティ株式會社(ソフトバンクグループ)が作った教育機関向けのeラーニングプラットフォームです。2018年後期導入から2019年3月に至るまでの利用動向を示したいと思います。

1、CloudCampus導入にむけて

CloudCampusの導入に伴い、教務課と情報センターが連攜して夏休み中にサイバーユニバーシティによる教員向け?職員向けのコース?教材作成方法およびコース運営について講習會を実施し授業で利用できるようサポートを行いました。また、後期授業開始日の9月21日(金)に、サイバーユニバーシティに講師を依頼し情報科學研究センター講演會「CloudCampusの機能と他大學での導入事例等の紹介」を開催しました。
學生への周知は授業等で利用する先生方へお願いすることになり、CloudCampusというシステムを知らない學生及び教員が多くいるのが現狀です。


2、CloudCampusの登録について

CloudCampusを利用するためには、利用したい教員が所屬の學部事務室及び情報センターへの利用申請の提出が必要となります。そのための運用権限およびコース登録の手順について説明いたします。

1)運用権限について
CloudCampusの運用にあたり、學部事務室等に事務スタッフ権限、教員にはコースを運用(コンテンツの作成等)する教員権限、その他の教員および學生には學生権限を付與しています。
■事務スタッフ:サイト內のすべてのデータに対するすべての機能を利用可能。
ユーザーおよびコースの新規登録やグルーピング、ロール設定、ユーザーおよびコースごとの権限設定ができる。
■教            員:権限設定されたコースの授業構成(レッスン?チャプター)の編集、お知らせの投稿、コンテンツ(ビデオ+スライド教材?小テスト?アンケート)の作成?登録?受講者の履修履歴確認ができる。
■學生(受講者):権限設定されたコースのコンテンツの受講ができる。


表2-1 CloudCampusの登録情報
権限事務スタッフ教員學生
登録者數16528722

運用開始から半年ということもあり、事務スタッフとして各學部事務室等と情報センターを登録しています。また、教員権限者の対象は、本學専任教員としています。學生権限者には、本學學生のほかに、利用申請書を提出していない専任教員及び非常勤講師も含まれています。

2)コース登録の手順について
CloudCampusのコース登録は、図2-1が示すような手順でおもに運用しています。

図2-1 利用申請擔當別手順




3、CloudCampusの利用狀況

上で述べたように本學では、CloudCampusの利用を希望する教員の申請を受けて、各學部事務室等あるいは情報科學研究センターで新規コースを作成し対象コースに履修學生の登録を行っています。そのため、CloudCampus上に設置されたコース數及び登録教員數は、利用ニーズを表していると捉えることもできます。また、どのようなコンテンツが作成されどのように利用されているのかという事から、CloudCampusの効果や今後の課題を捉えることができます。

表3-1 學部別登録教員數及びコース登録數
 登録教員數登録コース數登録者総數
経済學部42コース228
経営學部1016コース516
現代政策學部30コース0
理學部73コース534
薬學部1727コース2971
語學センター54コース75
別科10コース0
短期大學40コース0

表 3-1が示すとおり、登録教員數とコース數は経営學部と薬學部が多く、CloudCampusの利用に積極的な教員が多くいらっしゃいます。しかし、実際に授業で利用した教員はまだ少ない狀況です。また理學部は、全體のコース登録數は少ないものの、數學科で入學前指導での利用があり新入生より多數のアクセスがありました。

4、學部別登録コンテンツ數

半年間でコースコンテンツが學部別でどのくらい登録されているのか、また、実際に利用されているコンテンツがどのように作られているのか調べることによって、CloudCampusを運用するに當たり今後の課題が見えてくると思われます。


表4-1 學部別登録コンテンツ數
 コンテンツ
総數
ビデオ+
スライド
動畫資料テストアンケート
経営學部804202
理學部43330730
薬學部63537120
語學センター1030340

表4-1が示す通り、薬學部のコンテンツ総數がとても多いことがわかります。利用申請書を提出したが、まだ運用までいかない學部等も多いのが実態です。
薬學部の幾つかのコースは通年あるいは後期集中の実習に利用されており、理學部の3コースは入學前の課題用として作成されています。いずれのコースでも、コンテンツの中ではビデオ+スライド教材が最も多く登録され利用されていることがわかります。


おわりに

2018年度はCloudCampus導入の初年度で、年度途中の導入という事もあり、教員や學生への認知がまだあまり進んでいません。
また、CloudCampusはビデオ+スライド教材や動畫の入った教材の作成?配信に大変便利なのですが、WebClassのようなこれまでのノウハウや教材等の蓄積も無く、コンテンツ作成が教員の負擔になっているケースもあるようです。
今後の課題といたしまして、CloudCampusというシステムを教員や學生に認知してもらうとともに、活用事例の報告や利便性の紹介、実際に運用してみた教員のご意見を伺い、これから利用してみようと思う教員へのアドバイス等ができる講習會などを通した普及推進活動があげられます。
今現在、CloudCampusのログインパスワードがSCNLと連動していない、さらに、ログイン初回時にパスワードの変更が強制されることも課題の1つにあげられます。初回時に自分で変更したパスワードを忘れてしまい、再ログインできない學生が情報センターへ問い合わせに來ることもありました。パスワードの初期化依頼には、電話等では本人確認ができないため対応せず直接情報センターの事務室まで本人に來てもらうようにしていますので、學生には不便な面もあるかと思います。
CloudCampusをこれからもっと活用してもらうために、システム的にも機能的にも検討してまいります。




 

2018年度 私立大學情報教育協會 大會等參加報告

城西短期大學 
藤本孝一郎
 

教育改革ICT戦略大會
1.開催日  
平成30年9月4日~6日 アルカディア市ヶ谷(私學會館)   
2.開催目的   
近年、課題解決型學修による教育改善と教育でのICT活用の促進の提言があり、Society5.0に向けた超スマート社會の変化を踏まえ、大學としての人材育成について認識の共有を目指す。問題発見?解決力、価値創造力、情報活用力の向上による學びの変革、授業でのICT活用の効果と普及?推進に向けた課題などについて探求する。  
3.テーマ  
社會の変化を展望した人材育成とICT活用の強化拡大  
4.経過  
(1)全體會(1日目)  
①高等教育政策の論點整理。  
②超スマート社會に求められる人材について産業界から教育イノベーションに関する意見?提案。  
③現場のデータを活用して価値創造に関與するデータサイエンス人材育成への取り組み紹介。  
④問題発見?解決力、創造力を促進するためのICT活用授業の提案と分野橫斷型PBL実現に向けた教育イノベーションの考察。  
⑤教育の情報化推進に関する著作権法の一部改正含めた説明。  
とした。A分科會に參加した。各事例発表の後、質疑および意見交換がなされた。  
(2)テーマ別意見交流(2日目)  
「A」無料のオープンソースウェアを用いたeラーニング?ICT活用授業の効果と課題。  
「B」反転授業の導入と効果及び展開。  
「C」モバイル、SNSを活用した雙方向型授業の導入と展望。  
「D」問題発見?解決思考の情報リテラシー教育モデルの理解と実現に向けた対応策。  
(3)大會発表(3日目)88件  ICT論點概要
「A」データリテラシ育成、PBL、反転授業、LMS利用、Moodle  
「B」アクティブラーニング、QRコード活用、メッセンジャーアプリ、  
クリッカー、Office365 for Education、Google Classroom  
「C」C-Learning、3Dバーチャルフィッティング、LMSサイト管理  
「D」e-Learning、Microsoft Forms、Googleスライド、協調學修、電子ペーパー、COC、PBT  
5.意見交換(特徴的なもの)
① 國?社會の動きと連動して理解できるように國連サミットで採択された環境等の持続可能な開発目標(SDGs)を課題としてとりあげる必要性。  
② ゼミで試行できるような教材作りの必要性。  
③ ビデオ教材で、修正入力したテキストの音聲変換できる仕組み。  
④ 企業現場との関係で「情報リテラシー教育」から「データリテラシー」、「データ利活用」への置き換え。
 
産學連攜事業「大學教員の企業現場研修」
1.開催日  
平成31年3月7日  富士通株式會社  
訪問場所:富士通デジタル?トランスフォーメーション?センター  
2.開催目的  
大學教員に、情報系産業の事業戦略の最新の方向性を理解し、大學教育の改善を図る視點の気づきを提供することを目的に、関係企業の協力で訪問企業にて研修開催する。富士通株式會社のICT活用の取り組み事例およびICT企業の求める人材像と実態を知る。  

3.研修テーマ  
?デジタル社會をささえるHumanCentricなICT活用。  
?特にAI(人工知能)、ビッグデータ、IoTなど最新技術に関する現場での取り組み。  
?ICT業界で高い専門性で活躍する人材育成に向けた社員教育制度の紹介。  
?若手社員との意見交換。  
 
4.プログラム  
(1)事業概要と人材育成への取り組みの紹介。  
富士通の事業概要をはじめ、社會の変化に対応可能な人材育成體系の紹介と、大學で身につけて欲しい基礎知識、能力等の意見交換。  
 
(2)ICT先進活用事例と最先端ソリューションの紹介  
?デジタル革新:未來を先取りするAI(仮題)。  
?最先端のAI活用事例、これまでの不可能を可能とする富士通の最 新解析技術「デジタルアニーラ」がもたらす社會的インパクトなど。  
?富士通のテクノロジー、製品、ソリューションと社會およびビジネ ス現場でのデジタル革新。  
(3)若手社員との意見交換 (大學での學びについて)  
若手社員と、大學時代に経験しておきたかったことや役立ったことなど自身の大學生活の振返りと、社會人としての経験から感じた大學教育において必要だと考えられることについて。  

5.実施結果  
AI分野技術の內容や影響に関する言及が多かった。意見交換での論點について次に示す。  
① AIやIotによる社會の変化と企業戦略を知り、企業や社會で求められている人材のイメージについて。  
② ビッグデータやディープラーニングに関する大學での初等教育の必要性について。 。  
③ IoTを活用するためのシステムの実裝に関する基礎的レベルの教育について。  
④ 人財を教育する立場の大學の責任は大変重く、AI技術ニーズに向けた教育のあり方について。  
 

2018年度センター活動の概要

1.ネットワークシステム

2016年8月から學內ネットワーク環境の充実を図るために各號館、體育館、総合グラウンド、清光會館B棟のネットワーク整備工事を進めてきているが、2018年度は、図書館上層階LAN工事、體育館無線AP追加設置、清光會館及び4號館配線入替工事、生命センター棟LAN引込工事、事務室移設に伴うネットワーク工事を行った。

2.22號館PC設置

22號館1階101教室、2階201教室にノートPCを各63臺設置した。ノートPCを収納可能な機の配置により、両教室はPC演習室を兼ねた講義室となっている。

3.Web履修登録

2017年度に経営學部學生に対して実施したWeb履修登録を、2018年度は全學的に実施した。24時間いつでも自宅からも履修申請を行うことができるようになり、學生サービスの向上に繋がった。

4.WebClassによる授業アンケート

WebClassを利用した授業アンケートを全學的に実施した。従來の紙によるアンケートからWebClassを利用したアンケートに変えることにより、効率的にアンケートを実施することができた。

5.情報セキュリティ対策

WebClassを利用し、全教職員対象に情報セキュリティテストを実施した。2019年度より、情報セキュリティ意識向上のため、全學生?全教職員に対し実施していく予定である。

6.事務システムリプレイス

2020年度夏に事務システムリプレイスを実施するための打合せを行った。現在、希望により導入していたソフトを許可制とした。事務局サーバ使用率が90%とひっ迫しているため、各部署のファイルを整理する必要がある。運用方法等について、引き続き検討していく。

7.PCスキルアップ講習會

日々の業務において、正確で効率的な業務推進ができ、より高度なパソコンスキルを取得することを目的とし、職員を対象にWord/Excel研修會を下記の通り実施した。今後、毎年実施していく予定である。

?実施日時
中級クラス:2018年8月22日(水)~24日(金)13:00 ~ 17:00
初級クラス:2018年8月28日(火)~29日(水)9:30 ~ 11:30
※Word研修については、8月22日(水)に受講者全員対象で実施


 
以 上

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